みかんの白いスジは食べるべきか?捨てる派の人が絶望するレベルの驚異のスジパワーを公開

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冬に食べる食べ物といえば、鍋やおでん、餅などが思い浮かぶが、みかんを真っ先に挙げる人も少なくないだろう。

 

みかんは好きな果物と聞かれて、イチゴ、リンゴ、桃などと同様に必ず上位に入るほど人気だ。

 

正月に炬燵に入りながら、箱根駅伝を見つつみかんを食べるスタイルは、日本のいたるところで見られる定番の正月の過ごし方である。

 

今の時期、私たちと極めて親和性の高いみかんだが、みなさんはどのようにして食べているだろか?

 

オレンジ色の外皮を剥くところまでは同じだが、その先の行動は人によって異なる。

 

思い出してほしい。

 

気になる白いスジを1本1本取ってから食べる、

 

あるいは白いスジなど気にせず、半分に割って1個ずつ、又は2~3個いっぺんに口の中に放り込む。

 

白いスジを取って食べる人なら、さらに内側の薄い皮も剥いて食べる場合もあるかもしれない。

 

私の場合は、ある程度太いスジを取ってから薄皮ごと食べてしまう派だが、中にはすべてのスジを丁寧に取ってから食べる人もいる。

 

その頃には、私はすべて食べ終えてしまっているわけではあるが…。

白いスジにだって真っ当な役割がある

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そのみかんの白いスジ。

 

取って食べる人にとっては、「剥くのが面倒すぎる」「なんでこんなものがついてるんだ」「種なしみかんがあるのに、なんでスジなしみかんはないんだ!」と、白いスジは存在意義のない邪魔者だ。

 

人体でいうところの、鼻毛や男性のヒゲと同じ。

 

なくても全然困らない。だけど存在しているというアンビバレンスが、そこには厳然としてある。

 

だが、存在しているからには、本来は何らかの重要な役割があるはずである。

 

鼻毛であれば、外気中に飛散しているゴミや埃を吸い込まないため、ヒゲであれば顔の表面を保護するため。

 

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そして、このみかんの白いスジは、養分を果実全体に行き渡らせるためにあるのだ。

 

つまり、土中にある植物の根の部分にあたる。

 

みかんの白いスジにだって、ちゃんと存在する意味はあるのである。

 

さらに言うと、この白いスジ、スゴいパワーが潜んでいるのをご存じだろうか?

 

だが、白いスジのスゴいパワーを紹介する前に、まずその名称をお伝えしよう。

白いスジの名称は「アルベド

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みかんの白いスジの名称、それは「アルベド」という。

 

ラテン語で白い、を意味するらしい。

 

そのままじゃねえか、と突っ込みたくなるが軽くスルーして頂きたい。

 

みかんには1㎜の悪気はないのだ。

白いスジには便秘とアンチエイジングに効果がある

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白いスジ「アルベド」には食物繊維が豊富に含まれている。

 

ご存じの方も多いと思うが、食物繊維は便秘解消には欠かせない栄養素だ。

 

みかん1個あたり約0.6gと、ジャガイモ1/2個分に匹敵するからバカにできない。

 

特に便秘に悩む女性はアルベドもまるごと食べてほしいと、強くおすすめしたい。

 

そして、もう1つの効果がアンチエイジングだ。

 

白いスジ、つまりアルベドには食物繊維の他に、ビタミンPという栄養素が含まれている。

 

あまり聞きなれないが、フラボノイド(植物色素)の総称で、厳密にいえばビタミンではなく「ビタミン様物質」という括りになっているようだ。

 

そのビタミンPには、活性酸素を取り除いたり中性脂肪を分解する効果があるため、美容やアンチエイジングに効果があると言われている。

 

白いスジだけでなく、内側の薄い皮にも同様の栄養素が含まれている。

 

そのため、スジも薄皮も丸ごと食べるのが断然おすすめである。

 今日から丸ごと食べるべし

毎日どれくらい食べればどれほどのアンチエイジング効果があるのか、明言できないところが心苦しいが、とにかくみかんを丸ごと食べることで体にスゴいパワーをもたらしてくれることはお分かり頂けたはずだ。

 

昨日まで、白いスジを丁寧に取り除き、薄皮も捨てていた食べ方を今日から改めてはどうだろうか。

 

邪魔でしかなかった白いスジも皮も、感謝しながら食べることでより健康的な生活を送れるようになるだろう。