ローソンとセブンイレブンのバスチーを食べ比べてみたら明確な違いが判明!迷わず“コッチ”を買うべき

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今やコンビニは流行の発信源である。

 

ひと昔前のコンビニは定番の商品が手軽に買える近くて便利なお店でしかなかった。

しかし年々、PB(プライベートブランド)に力を入れ「ここでしか買えない」独自商品の開発が活発に行われている印象である。

 

季節もののクリスマスケーキやお節、何かと話題になる恵方巻の他、人気ラーメン店とタッグを組んだカップ麺やチルド麺など各コンビニは精力的に独自カラーを打ち出している。

 

その中でも最近、めっきり主戦場となっているのがスイーツだ。

 

「コンビニスイーツ」というジャンルすら生まれ、もはや当たり前のようにWeb上や紙上を賑わしているのは皆さんご存じの通りである。

 

そこで今回、私が注目したのが「バスチー」だ。

 

「バスチー」とは「バスク風チーズケーキ」のことだが、昨年3月にローソンが発売して以来、爆発的人気を誇っている。

 

それに刺激されたのか、ライバル店であるセブンイレブンも昨年10月にローソンと同じバスク風チーズケーキ(商品名は『BASQUE』)を発売。

 

ライバル店同士が同じスイーツを発売しているとなったら、もう食べ比べてみるしかないでしょ!

公園でスイーツの心地良さ

まず向かったのがローソン。

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 デザートコーナーに行けば大抵見つかるはず。

 

多くの魅力的なデザートが並んでいるので、「ついでにコレも」といろいろ買いたくなってしまう。

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後でマルッと頂くぜ。

 

その足でセブンイレブンへGO。

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待たせたな!バスチー!

 

パッケージはローソンと比べてシックで大人な雰囲気だ。中身は同じものでも、パッケージが違うと商品の印象がガラッと変わる。

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こっちも後でマルマルッと頂くぜ。

 

この2つを引き連れてとある公園にやって来た。

 

家に持ち帰って食べようと思ったが、せっかくの良い天気なので青空の下で食べてみよう。

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何とも暖かくて気持ちの良い天気ではないか。

 

子供たちが走り回ったり、親子でキャッチボールをして遊んでいたりと、典型的な平和な休日という感じだ。

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平和な休日感を全身で感じながらさっき買って来たばかりのWバスチーを取り出し、早速実食してみたぞ。

ローソンのバスチーを実食

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ローソンのバスチーは税込で215円である。

 

造作は小ぶりながら、ずっしりとした重みを感じる。

 

開封して取り出してみると…

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手のひらにすっぽり入るくらいのサイズだ。

 

チーズの甘酸っぱい香りがして美味そうだ。この香りだけでも、チーズ感の強さを推し量ることができる。

 

もう期待しかねぇだろ。 それでは頂きます!

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おおぉぉ!うまぁぁぁああ!! 期待通りチーズが濃厚で、一気に口の中に広がってくる。

 

しっとりねっとりしているから、舌全体にチーズの毛布を敷き詰めたみたいだ。咀嚼するたびに広がってくるチーズの甘くて酸っぱい旨味、香りが時間をかけてゆっくりと体の隅々まで行き渡っていく。

 

これがコンビニで200円ちょっとで買えるとか奇跡かよ。

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人気があるのも納得できる。ケーキ屋さんのレアチーズケーキを食べているような錯覚さえ覚えるクォリティの高さだ。

 

そのまま皿に乗せて、「コレ500円な」と出されても疑わないだろう。 f:id:iwashi000:20200204092523j:plain

上のカラメルも香ばしくて、いいアクセントになっている。 リピ確実である。文句なく星5つだ。

セブンイレブンのバスチー

さて、次はセブンのバスチー。

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パッケージは「BASQUE」となっているから、正確にはバスクと言ったほうがいいかもしれないが、分かりやすいように「バスチー」と呼ぶことにする。

 

価格は税込で257円とローソンより42円高い。

 

開封してみると…

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ヴィジュアルはシットリ感のあるローソンとは対照的に、ベイクドチーズっぽさが強い

 

サイズもローソンのものより一回り大きいようである。値段の差は単純に、サイズの差なのかもしれない。

 

だが、開封してもチーズの香りはあまりか感じられなかった。少し不安がよぎる…。

 

一口食べてみると…

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あ、あれ? あまりチーズが感じられない。私のチーズを感知する機能が停止したのか??

 

いや恐らく、ローソン版バスチーのレアチーズ感の残像が強すぎたために、私の味覚が「これはチーズです」と判断できなくなってしまったのかもしれない。 f:id:iwashi000:20200204105937j:plain

食べ進めていってもチーズというより、卵のまろやかさが際立っている。 これはこれで美味しい。

 

美味しいが、ローソンのレアチーズ感マル出しのバスチーを食べた後では、どうしても物足りなく感じられてしまう。

 

単純に食べる順番が悪かったと言えば、セブンへのフォローになるかも知れない。 実際、セブンのバスチーだけを単体で食べれば、普通に美味いと感じるだろう。

 

だが、ローソンとセブンのバスチーを食べ比べた場合、明瞭な差が生まれてしまう。 両社の目指すベクトルが違っていたと言えば、分かりやすいかもしれない。

 

ということで、セブンイレブンのバスチーは星4つだ。

両者の違いは明確

それではここで、ローソンとセブンイレブンのバスチーの違いをまとめておこう。

 

①    香り          →ローソンの方が強い

②     味            →チーズ感ならローソン、クセがないのがセブン

③食べやすさ  →セブンの方が万人受け

④  中毒性       →ローソンの方が高い

⑤  コスパ       →ローソン

 

判定項目は以上の5つ。

 

あくまで個人の感想なので異論はあるだろうが、各々判定の参考にしてほしい。

個人的にはローソンの圧勝

私個人の独断と偏見でいうと、ぶっちゃけローソンのバスチーの圧勝。

 

なんといっても、しっとりねっとりしたレアチーズの風味が最高すぎる。専門店にもヒケを取らないクオリティーの高さには脱帽だ。

 

ローソンがガチで本気出して来やがったぞ!とフルボリュームで触れ回りたい気分である。

 

一方、ほんのりしたチーズのマイルドさを感じたい、ベイクドチーズが何より好きだ、という方はセブンの方を選んで間違いないだろう。

 

方向性が違うため、自分の好みに合わせてチョイスすることをおすすめする。

 

いずれにしても、これからも各コンビニはしのぎを削り、しばらくはデザート戦争が続くだろう。

 

今度はどんな新商品をひっさげてヒット作を狙ってくるのか。要注目である。