米国立気象局が「イグアナ落下警報」を発令!まさかと思いきや本当に落下例が目撃される事態に

インターネットの爆発的な普及で、今の時代の私たちは常に情報の大洪水に飲み込まれている。

 

真実の情報がある一方で、デマも真実の数だけ、いやそれ以上あるといっても言い過ぎではないだろう。

 

そんな玉石混交の情報氾濫時代にあって、私たちが信じる基準の1つは「権威」だ。

 

権威のある人や機関が発表する言葉は信じられやすい。

 

だが時に、「いや、ホントかよ!」とつい疑ってみたくなることも確かにある。

 

いくら権威があっても間違うことだってあるさ。人間だもの。

 

…とつぶやいた直後に、真っ赤な真実だったことが判明して二重に驚かされることも稀にあるようだ。

 米国立気象局(NWS)マイアミ支局がイグアナ落下警報をツイート

先日、米国立気象局(NWS)のマイアミ支局が次のようなツイートをして、瞬く間にリツイートされた。

 

 

その内容とは、 寒さのため、イグアナが木から落下する恐れがあるから気を付けろ! という、一瞬冗談だか本気だが分からないような警告だった。

 

もう一度言うが、「いや、ホントかよ!」とつい疑いの言葉が出そうになった。

 

マイアミに住んでいるアメリカ人はなおさらだろう。

 

頭を抱えながら苦笑まじりに「なんてこった!!」と全米が叫んだかどうかは分からないが、とにかく大きな反響があったようである。

 

1日を経過した現在で、5700を超えるリツイート、9000を超えるいいね!がついているから、かなりウケは良かったことがうかがえる。

 

というか、マイアミ支局はウケ狙いでツイートした訳ではなく、至って真面目だったようだ。

 イグアナ落下の原因は寒さ

マイアミ(フロリダ州)は亜熱帯気候で年間平均気温は25℃ほど、最も寒い冬場でも15℃前後あるため、年間を通して温暖な気候である。

 

しかし、今年のマイアミは異例の寒気に見舞われ、変温動物であるイグアナが寒さでコチコチになって木から落下することが予想されたという。

 

そのため、本来天気予報を本職とするはずの気象局が異例の「イグアナ落下警報」を発令するに至ったようだ。

 

イグアナは死んでいるわけではないので、襲われる危険性も追記。

下手に触らないほうが安全である。

 

この反響に味をしめて、マイアミ支局は「ワニお散歩警報」やら「クマ集団家庭訪問警報」なんてツイートもする日が来るかもしれない。

イグアナ落下例が報告される

米国立気象局マイアミ支局の「イグアナ落下警報」発令後、本当にイグアナの落下例が報告されている。

 

マイアミ支局は内心、ホッとしたはずだ。

 

 

 

 出るわ出るわ、まったく枚挙にイトマがない。

 

 道端にイグアナがぶっ倒れていたら、誰が見てもびっくりするだろコレ。

 

イグアナ祭りじゃいぃぃぃ!とマイアミ市民が言ったかどうかはさて置き、偶然見かけたらとりあえず、動画や写真に撮ってツイートするのがSNS世代にとっては100パーデフォのようである。

 性格は大人しいが瓜や歯は鋭いので注意

日本でもペットとしてイグアナは人気で、YouTubeでも飼っているイグアナを紹介している動画がたくさんヒットする。

 

イグアナはビジュアルのゴッツさから狂暴な生き物なんじゃないかと思いがちだが、実際は大人しく穏やかな性格のようである。

 

だが爪や歯は鋭いので、マジで要注意らしい。

 

特に発情期のオスは狂暴化するため、下手に手を出さないほうが賢明だろう。

 

日本では街中や公園でイグアナを見かける機会はまずなさそうだが、万一イグアナに邂逅しても、挨拶代わりに手を出してナデナデなんてことはしないほうが良い。

 

指が半分なくなってた…なんて最恐のホラーをお見舞いされる可能性だって無きにしも非ずなんだから。

 

イグアナを見かけても、目礼だけしてそっと離れることをおすすめする。